刀を用いて稽古をするということは‥青木本部長講話より
2019年 10月 22日
10月20日に行われた中堅指導者講習会。午前中、青木本部長の講話の備忘録です。 青木本部長と講師の加藤先生
講話の始めは「礼法の基本は姿勢」
この姿勢とは、解説書にある
・背筋を伸ばして丹田に力をこめ、両肩の力を抜いて胸は自然に張る。
という身体で表す姿勢ともう一つ。
刀を用いて居合を修練する私達の心の姿勢について、日頃当たり前の様に行っている所作を見直す良いお話が聞けました。
・道場内では正面、神座に鐺を向けて置かない、立て掛けない。
・刀を渡す時は、相手の右手が柄に近いのが鉄則。
・受け渡しは、刃方、切っ先を相手に向けない。
・抜き身で世間話しをするのは恥。
・立姿から床上に刀を置く時、取る時は片膝を床につけ、両手を添え丁寧に行う。
などなど。
[廉恥、粗忽]
京都の中央講習会では、我々は「刀を帯びる」という精神状態を自覚してほしい、という話があったそうです。
武道での道具は、扱いが道具の一つでは無い。
三種の神器にも剣が有りますね。
稽古で刀が使えるのは、江戸時代でも無く、研ぎ上げた刀を稽古に使用出来るなど、大名でも無かった。昔は刀の代わりに重い鉄板で稽古をしたそうです。
稽古の道具としての刀、という感覚をあらためて見直す、本部長の講話でした。
by 広報委員
by ktateyama
| 2019-10-22 00:00
| 講習会
|
Comments(0)